ご懐妊が発覚したあと、NIPT検査を受けるべきか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。
きちんと検討するためにもまずは検査やクリニックについて知ることが大切ですので、今回は大阪にあるNIPT検査ができるクリニックを紹介していきます。
さらにNIPT検査の基礎的な情報や、選ぶときのポイントについてもあわせて解説しますのでぜひご参考ください。
NIPT検査(新型出生前診断)とは
NIPT検査(新型出生前診断)とは、妊娠中に行われる、おなかの赤ちゃんに染色体異常があるか調べることを目的とした検査です。
検査では妊婦さんから10～20mlの血液を採取し、その血液からさまざまなリスクを調べることができます。
ダウン症候群などの疾患は特定の染色体が3本存在することによって引き起こされ、トリソミーとも呼ばれています。
血液検査を行うと、21番染色体トリソミー（ダウン症候群）、18番染色体トリソミー(エドワーズ症候群)、13番染色体トリソミー(パトウ症候群)といった病気のリスクが判明します。
ただし、NIPTは確定診断ではありません。
NIPT検査によって陽性の反応が出た場合には、さらに他の診断を受けることができます。
その際には、羊水検査や絨毛検査といった検査がありますので検討しましょう。
ただし、これらの検査は流産など一定のリスクがあるため、慎重に取り組む必要があります。
NIPT検査の特徴は、妊娠初期の10週目あたりなど、比較的早いタイミングで検査できることにあります。
また、妊婦さんの採血によって検査できるため、赤ちゃんへのリスクを抑えられる点も魅力です。
ここからは、大阪でNIPT検査を受けられるクリニックについてご紹介していきます。
Jラボ：大阪 NIPT検査 (新型出生前診断)
Jラボは「J-VPD東京ラボラトリー」という医療研究所が運営しており、全国の提携クリニックでNIPT検査が受けられます。
公式サイトによれば、大阪では大阪駅のほか、北浜駅、東三国駅、三国駅、大正駅、なんば駅、あべの橋駅エリアに提携クリニックがあります。
提携クリニックによっては最短で翌日の検査ができたり、土日の検査を受け入れていたりと柔軟に対応してもらえるでしょう。
Jラボには、DNAシーケンス解析専門医博、染色体解析専門スタッフ、遺伝子検査専門スタッフ、遺伝子カウンセラーといった、さまざまな専門スタッフが在籍していることが特徴です。
さらに精度管理は厚生労働省と東京都が行っており、精度の高さも大きな魅力と言えるでしょう。
検査料金
検査コースは3つあり、要望に合わせて選ぶことができます。
料金は検査項目によって異なり、93,500円の「スタンダード」コースが最もリーズナブルです。
1番～22番染色体トリソミー、性染色体異常、希望者のみの性別判定を行う「ハイグレード」コースは132,000円です。
ハイグレードコースの内容に加え微小欠失検査をくわえた「プレミアム」コースは143,000円です。
なお、JラボではNIPT検査結果が陽性で、その後羊水検査へ進むことになった際、羊水検査の費用を全額保証してもらえます。
ホームページ：新型出生前診断（NIPT検査)ならJlab【妊娠10週目から検査可能】
クリフム出生前診断クリニック：大阪 NIPT検査 (新型出生前診断)
クリフム出生前診断クリニックは、天王寺区上本町にあるクリニックです。
「胎児ファースト」という理念を掲げており、安全性を考慮した検査を行っています。
検査を行う際にはまず、超音波検査を中心とした「胎児ドック」を行なうという点がクリフム出生前診断クリニックならではの特徴です。
これらの検査によって赤ちゃんをしっかり診た上で、NIPT検査を行うべきか判断していきます。
NIPT検査の費用は、税込79,200円です。
他のクリニックに比べ非常に低価格であるため、経済的な都合を重視したいケースでも利用しやすいでしょう。
神田マタニティクリニック：大阪 NIPT検査 (新型出生前診断)
神田マタニティクリニックは、吹田市江坂にあるクリニックです。
神田マタニティクリニックのNIPT検査は、NIPT検査のパイオニアとして知られるSequenomの検査法を採用しています。
サンディエゴに拠点を置くSequenomの検査は2011年から行われ、豊富なデータ量を保有しています。
また、神田マタニティクリニックは臨床遺伝専門医と認定遺伝カウンセラーが在籍しているなど、基幹病院に匹敵する診療体制が整っていることが特徴です。
NIPT検査の結果で陽性となったケースでも、その後の追加検査を含むすべての対応を神田マタニティクリニック内で受けることができます。
NIPT検査費用は、135,000円（税込）です。
また、検査費用とは別途事前の「NIPT・遺伝カウンセリング外来費用」として7,000円かかります。
ちなみに検査費用には、検査結果が陽性だった場合に行う羊水検査の費用も含まれています。
NIPT検査を選ぶときのポイント
NIPT検査を受けるにあたって、さまざまなクリニックが候補にあがってくると思いますが、どのように選べばいいのでしょうか。
まずは、施設の特徴やサポート状況などをチェックしてみましょう。
クリニックによって、いつ検査を受けられるのか、検査のために何回施設に通わなければいけないのか、さらに検査内容までも変わります。
それぞれのクリニックの特徴を見極めることで、自分にとって魅力を感じやすい環境のクリニックも見つかりやすくなります。
また、NIPT検査を受けるにあたっては、さまざまな不安を感じる方も多いでしょう。
そのようなときどこまで寄り添ってくれるかも、クリニック、さらにはカウンセラーによって異なります。
カウンセラーとの相性や、些細なことを相談できる体制がどの程度整っているかも確認しましょう。
また、もちろん経済面も重要です。
具体的な費用についてもよく確認し、家族とも話し合って決定しましょう。
まとめ
NIPT検査はさまざまなクリニックで受けられ、それぞれに特徴がまったく異なります。
複数のクリニックを比較し、よく検討しながら、適した検査を選びましょう。
