外壁塗装に火災保険は適用されるの?
火災保険は、住宅の火災により、損害が発生したときに適用される保険です。
火災に対する損失に備えるための保険と認識している人が多いのではないでしょうか。
その火災保険ですが、外壁塗装のときも適用され、無料にすることができるという話も聞きます。
火災保険は外壁塗装でも適用されるのと疑問に感じる人もいるでしょう。
外壁は築10年で劣化すると言われており、老朽化の場合は火災保険が適用されないことが多いです。
しかし、落雷や洪水などの自然災害の影響を受けることもありますよね。
自然災害の影響で外壁が劣化したと判断されれば、住宅火災保険、住宅総合保険などに加入していると、外壁塗装でも適用される可能性が高いです。
地域によっては、集中豪雨により、落雷や洪水が起こりやすいですからね。
この点を理解していると、火災保険により、外壁塗装を無料でできることもあります。
理解していないと、外壁塗装で高額な料金を支払うことになるでしょう。
知っているか知っていないかで大きな差が出てしまいますので、しっかり頭に入れておくことが大切です。
適用対象と判断する人は?
落雷や洪水などの自然災害の影響を受けると、火災保険を使えるようになり、無料で外壁塗装をすることができる可能性もあります。
しかし、自分で判断することはできませんので、必ず使えると決めつけることはしないようにしましょう。
落雷や洪水などの自然災害の影響を受けて外壁が劣化したと判断するのは損害鑑定人です。
損害鑑定人はどのような人と思われるでしょう。
加入している火災保険会社に相談すると、判断する人を任意で選んだ鑑定会社から派遣されてくる人です。
その人が損害鑑定人で、自然災害の影響なのか、老朽化の影響なのかを判断することになり、火災保険適用かどうかも分かります。
損害鑑定人によって、判断基準が変わってきますので、自然災害の影響と判断されるかされないかも分からないでしょう。
自然災害の影響と判断されたら、被害額を算定した報告書を作成し、火災保険会社に提出すると、外壁塗装で適用されることになります。
損害箇所の証拠写真もしっかりと
損害鑑定人が自然災害の影響で外壁が劣化したと判断すれば、外壁塗装で火災保険が適用されます。
被害額を算定した報告書を作成することになるでしょう。
その際、損害箇所がどのような感じになっているのか明確にしなければいけません。
文章で説明するだけでなく、損害ヶ所ははっきり分かる写真を添付することで、証明することができます。
しかし、撮影の仕方によって、本当に自然災害の影響で外壁が劣化したのと疑われてしまうことがあるかもしれません。
明らかに自然災害の影響で外壁が劣化したと分かるような撮影をすると、スムーズに手続きが進みます。
一つの角度だけでなく、複数の角度から撮影し、全部の写真を添付すると、より伝わりやすいのではないでしょうか。
火災保険が適用されるされないで、外壁塗装の出費が大きく変わってきますので、損害箇所の証拠となる写真撮影には、しっかりこだわるようにしてみましょう。
新タイプの火災保険とは?
火災保険は、住宅火災保険と住宅総合保険の2種類に分かれていますよね。
住宅火災保険は火災、洪水、落雷などの影響で損害が発生したときに適用される保険です。
住宅総合保険は火災保険の補償内容に加え、空き巣などの被害による損傷にも適用されます。
最近では、新タイプの火災保険が出てきており、住宅総合保険より手厚い補償を受けられるのが特徴です。
従来の火災保険は補償額に上限がありますが、新タイプの火災保険は無制限だったりします。
そのため、外壁塗装で適用されると、無料にしやすいとも言えるでしょう。
今後は、新タイプの火災保険が主流となってくる可能性もありますので、外壁塗装をする時期を想定し、加入することを検討してみるのもいいかもしれませんね。
悪徳塗装業者には注意!
外壁塗装で火災保険が適用されると、無料にすることもできます。
そのため、火災保険を使って外壁塗装をした方がいいと考えるようになるでしょう。
その心理状態を悪用してくる塗装業者が少なからず存在しています。
必ず火災保険が適用されますので、実質費用は無料というフレーズで営業してくることが多いです。
実際は、自然災害の影響で外壁が劣化したと判断されると火災保険適用となりますので、必ず適用されるということはありません。
ただ、火災保険が適用されることが強調され、外壁塗装を依頼してしまう人もいるのでしょう。
このような塗装業者は違法営業をしている可能性もあり、トラブルに巻き込まれる可能性が高いです。
国民生活センターに報告されている事例でもありますので、このような悪徳塗装業者には注意しましょう。
火災保険を適用した塗装工事の実績が豊富な塗装業者に依頼することを心掛けるのがいいかもしれませんね。